輸入車の場合、フルモデルチェンジやマイナーチェンジに関わらず、年次モデルとしてほぼ毎年細かい手直しを施して販売されることが多いですね。
最近のマツダ車でも、同じようなことがされているみたいです。
マイナーチェンジでの外観のリニューアルみたいに見える変化ではなく、足回りやエンジン、トランスミッション等の改良すべき部分を手直しして、ユーザーの満足度を上げることで販売に繋げていくやり方ですね。
形式そのものの変更はありませんから、基本は同じもので構成できる範囲内での変更が主になっています。
W246やW176が販売された2012年以降のモデルの場合は、トランスミッションのプログラムを見直すことで、ドライバリティーの向上や変速ショックの低減が図られているみたいです。
W245等に採用されたCVTトランスミッションの場合は、CVTメカにプログラムが組み込まれていたために、不具合があった場合には本体交換を行う必要がありました。
その反省からか、あるいはデジタル技術の進歩によるものかは分かりませんが、その後のモデルではプログラムの変更が書き換えによって可能になっています。
前期型と後期型、最終型では、自ずとプログラムも異なったものが組み込まれています。
そこで前期型に最新のプログラムをインストールすることで最終型と同じようなシフトチェンジのアップダウンが行われるようになります。
実際に前期型のシフトチェンジは、早めにシフトアップする感じで加速感よりも燃費志向みたいな感じがして、「モッサリ」した運転感覚があり、緩い上り坂ではシフトダウンが行われずにストレスを感じることもありました。
最新バージョンをインストールすることで、出足も良くなりシフトダウンも自然な感覚で行ってくれるようになりました。
また、信号などでの停車時にクラッチが切れるタイミングも停車直前から停車時へ変更されたことによりショックを感じにくくなった所も改善点ですね。
元々は、シフトチェンジエラーの対処法としてプログラムの再インストールか最新バージョンへのアップデートを行うことがメンテナンスの方法です。
W246の場合は、15000円程でディーラーで処置してもらえますから、エラーが出ていなくても予防と改善のためには良い方法かも知れません。
現時点でのお使いの車のプログラムが最新版か否かはディラーではわからないと思いますので、新車からお乗りでない場合は注意が必要かと思います。
Aクラス、Bクラス以外の料金は、正規ディラーで確認してください。
※画像は、メルセデスベンツジャパンサイトより